ペレポスト栽培のカタクリ鉢植え。
   赤マーク  鉢内で増殖した子球根


  この充実した球根からは・・・カタクリ粉が多量に含んでいる・
  澱粉は・・・翌年の早春のエネルギー源である。


  木材腐朽菌と枯れ葉のない培養土では、充分な澱粉が蓄積されない!
  それで消滅。


カタクリは、里山の枯れ落ち葉と、木材腐朽菌が創る「炭素循環」の中で、
早春から初夏での短い期間の・・・樹木がこぼした光で光合成を行い生きる植物であるが、
この短期間の光合成のみでは・・・多くの澱粉を作ることはできない。

枯れ落ち葉から木材腐朽菌が産生する「ブドウ糖」と光合成の澱粉で・・・・・大きな球根を作り澱粉を貯蔵する。
これを肥料で、腐葉土で代替え出来ない植物である。
   チューリップなら中国天山山脈からイランの砂質の場所に自生するから、沖積土壌で作れるが、
   木材腐朽菌が生息しなくとも・・・・大きな球根は出来るが・・・・・。



カタクリが作れる培養土なら・・・・
殆どの山野草、山野草由来の作物は作れる!
カタクリ。
早春の里山雑木林を彩る・・・。
雑木林ででは、無造作に群落を形成している植物であるが、この栽培はランより難しい。
カタクリコ。
大正時代初期まで・・・日本の澱粉源として山から球根を掘って・・・澱粉を生産していた。
最も生産が多いのは岩手県。

このユリ科植物を・・・農業で作物として栽培することは出来ないかった!
そういうことで、人為的な「カタクリ公園」「カタクリ畑」はない。
朝鮮人参も難しいが・・・カタクリも難しい・・・。

現在ホームセンターで販売されている培養土では、カタクリを栽培できるものは皆無である。
少しでも・・・腐葉土、堆肥が入った培養土では作れない。
岩石系の培養土でも作れない・・・。
殆ど3年ほどで消滅。

なぜなのか??・
このことを、農業、園芸業界では深く考察したものはない。
現在の有機農法の先生方、カタクリを栽培してみるといい。
醗酵型土壌では、カタクリは全滅するから・・・・。


作れない理由??・
枯れ落ち葉と木材腐朽菌が削除した栽培を行っているからである。
フラワーパークでは、全国で春になれば・・・・チューリップ公園が素晴らしい景観を創る。
同じユリ科の植物でありながら、フラワーパークにカタクリ公園はない。


ペレポストの炭素循環、ラン菌、枯れ落ち葉で栽培すると・・・無造作に作れる。
鉢栽培でも・・・球根が増えてゆく・・・。
つまり、カタクリも木材腐朽菌と共生して生き続ける多年草植物であるということ。
この共生菌が生息しない培養土、土壌では・・・光合成のみでは・・・球根を肥大出来ない。
カタクリ公園、カタクリ畑を・・・なぜ作れない???
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kouza 5aka